ジオパーク学習について
ジオパーク学習:目の前にある風景から過去、現在、未来を考える授業
三好ジオパーク構想では、ジオパーク学習を中心に次のような教育方針を掲げています。
「三好の大地を誇りに思い、この地で生きぬき、そして未来へその良さを引きつぐ」
この方針を具現化するべく、三好ジオパーク構想では「風景」の成り立ちを理解する学習を行っています。「風景」を構成する物の成り立ち、そしてそれらのつながりを理解する学習を展開しています。
「目の前に広がる風景」…そのベースは遥か過去の地球の変動、そしてその変動の上でたくましく生きてきた生き物たちです。さらに、それらの自然環境と私たちの祖先はうまく付き合いながら暮らしてきました。その上で成立しているもの、それが今の風景です。そしてこの風景は、「地球(大地)×生物・生態系×人」との関係やバランスに応じて、今後も変化し続けます。
このような風景の過去、現在、未来の変化を探ることができるプログラム、それがジオパーク学習です。
三好ジオパーク構想では、小・中・高等学校の各々の学年レベルに応じた学習プログラムを設けているだけではありません。依頼者(学校側)の要望に応じた形の授業展開をしております。内容や所要時間等、お気軽に相談いただけたらと思います。
ジオパーク学習内容の例
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01 理科単元を利用した事例
(小学校5年生、6年生など)小学校5年生「流れる水のはたらき」、小学校6年生「大地のつくりと変化」など、理解の各々単元に合わせつつ、各々の地域でしかできない学習を展開しています。
※写真は昼間小学校6年生「大地のつくりと変化」に合わせたジオパーク学習(2023年11月)
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02 総合的学習を活用した事例
(小学校、中学校など)各学校で行われている総合的な学習に、地域学習の延長線上でジオパーク学習を展開しているケースも多くあります。また当地域で懸念されている洪水や土砂災害、地震災害などの自然災害を踏まえた学習を展開することも可能です。
※写真は下名小学校の総合的学習を活用したジオパーク学習(2022年12月)
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03 探究活動での活用事例
(小学校~高等学校)地域資源について理解を深めたり、学習課題を決めて取り組んだりする探究活動。小学校、中学校、高等学校の各々のレベルに応じて、探究活動(調査活動)のサポートを行っています。これらの学習を通して、生徒さんたちの探究心の育成を行っています。
※写真は池田高校探究科「三野町ミニジオツアーの開催」(2020年10月)
よくあるご質問
これまでは、2限以上のコマ数をいただいて学習を行なっております。
学校側様と所要時間を協議しながら決めます。
必須ではありません。学校様と協議しながら、①屋内のみでの学習、②屋内と屋外での学習、③屋外のみの学習などを決めます。
なお、②と③で、遠方箇所に行く場合はバスを借りていただくこともあります。
学習内容によります。
専門員のみで行う場合は必要ありません。
またガイド組織など他団体と共に行う場合の費用については、協議が必要です。