特徴ある三好地域の景観を舞台に、日本景観生態学会が6月上旬に三好ジオパークエリアで開催されます。
それに伴い、公開シンポジウムを下記の日程と場所で開催します。
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公開シンポジウム名:「動き続ける大地とともに生きる-<人間以上の存在>との地域づくり-」
日時:2026年6月13日(土)15:00-17:00
会場:池田総合体育館サブアリーナ
趣旨:このシンポジウムでは、「大地・生きもの・人」が相互作用し四国山地の景観をつくり続けてきたプロセスを、学際的な視点から読み解きます。そのために地質学・生態学・文化人類学・地域政策など異なる分野の専門家が集い、それぞれの立場から景観の動態に迫ることで、景観が“自然”と“人”の協働的営みによって成立していることについて議論します。
このシンポジウムが焦点をあてる四国山地の景観は、私たち人間の営みだけではなく、絶えず動き続ける大地と、その上で暮らす多様な生きもの、さらには国家や市場の影響が歴史的に重なり合うことで形づくられてきました。隆起や侵食、河川の流路変化、地すべりなど、大地は静的な背景ではなく、長い時間をかけて景観をつくり替える“動く主体”です。その動きは、生物の分布はもちろん、集落や農地の配置、土地利用の可能性をも左右してきました。また、ススキや雑穀などの異種生物も、景観を形づくる重要な主体です。草地のススキを施用しながら栽培されてきた雑穀は、急傾斜などの土地条件に適応しつつ世代を超えて受け継がれてきました。こうした栽培植物は、人間の選択と自然条件の相互作用の結果として景観に定着し、生態系を変え、人と土地の関係性を更新してきました。そして、人びとの行い──山を拓く、畑を作る、雑穀を育てる、道を通す、水を引く──といった実践は世代を超えて蓄積し、現在の景観の基層となっています。これらの営みは、世界農業遺産やジオパークといった国際的な制度とも結びつき、地域の景観形成に新たな意味や価値を与えつつあります。本シンポジウムを通じて、研究者・行政・市民がともに地域の景観を見直し、未来に向けた地域づくりを構想する場としたいと考えています。
※公開シンポジウムを含めたプログラム等の詳細情報はこちらをご覧ください→(日本景観生態学会Webサイト)
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三好地域の多様な景観の特徴について理解を深め、三好地域の景観のあり方についても会場の皆さんと考えていけるようなシンポジウムを開催できれば、と思います。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております!!