~ 始まりは約3億年前!?~

剣山・三嶺・天狗塚エリア

四国山地の高~い山々は別世界!!

地区の特徴

Tsurugisan・Miune・Tengzuka Area

三好ジオパークエリアの南東部には、1955mの剣山を始め、三嶺(1894m)、天狗塚(1812m)などの高峰がほぼ西東方向に連なっています。これらの山々の頂上付近では南北方向の風が強く吹く条件となっています。
そんな頂上付近は、背の高い樹木は生息しておらず、ササ類や低木のツツジなどが生息してひおり、高峰ならではの独特な風景を眺めることができます。この高峰群でも最も高い標高を持つ剣山は、西日本で2番目に高い山として知られています。

四国山地の高峰群はどうしてできた?!

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剣山の始まりは約3億年前?!

剣山周辺を散策すると、白い石灰岩(例:大劔神社の御塔石)がちらほら見られます。この石灰岩の中から、約3億年前の浅く暖かい海に生息していたウミユリやコノドント(全長数cmの顎のない原始的な魚)などの化石が発見されています。西日本で2番目に高い山が大昔は海だったのです!

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高い山のてっぺんにある池のヒミツ

三嶺や天狗塚の頂上付近には、窪地があります。その窪地には、水が溜まって池になっているところもあります。この窪地は、稜線部分の斜面の岩盤が重力によって、下へ引っ張られることで稜線が変形し、できたものと考えらえれています。

この景観や自然環境をみんなで守りましょう。
私たちの大切な地球は、皆様の温かい心によって守られています。ゴミを捨てたり、大切な資源(岩石や植物など)を採取しないようにしましょう!
※このエリアには、その他の法律・条例によって守られてるものもあります。

剣山・三嶺・天狗塚エリアのサイト一覧

ジオサイト

ジオサイトとは、守るべき大地の特徴が見られる場所を指します。

()(うね)の池

三嶺の池には山頂に窪地があり、水が溜まっています。このような地形は線状凹地と呼ばれており、高い山の稜線沿いの斜面がその重みで変形することになって生じた窪地です。四国山地内ではいくつかの箇所でこの線状凹地が見られますが、三嶺の池では典型的な線状凹地の地形を見ることができます。

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カルチュラルサイト

カルチュラルサイトとは、大地と関係した守るべき文化が見られる場所を指します。

剣山の()(とう)(いし)

大劔神社の御神体として祀られている御塔石は石灰岩という岩石からできています。この石灰岩は、3億年前の暖かく浅い海で海底にたまった生物の遺骸が石化したものです。御塔石を始め、剣山の中腹には、石灰岩が点々とあります。

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エコサイト

エコサイトとは、大地と関係した守るべき生態系が見られる場所を指します。

三嶺・天狗塚のミヤマクマザサとコメツツジ群落

地すべりにより緩やかな地形が形成され、そのような土壌が溜まりやすい場所にはミヤマクマザサが、土壌が薄く岩体が露出するような険しい場所にはコメツツジが生育しているなど「すみわけ」の様子が観察できます。また、この場所は風が強く、樹木がなかなか生育できません。

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